- シミ・そばかす・くすみ・肝斑とは?
- シミ・肝斑・くすみの種類
- シミ・肝斑・くすみのメカニズム
- 当院で行う施術
- タイプ別おすすめ治療一覧
- 日常でできる予防ケア
- シミ・そばかす・くすみ・肝斑を
本気で改善したい方へ - よくある質問
シミ・そばかす・くすみ・肝斑とは?
シミ・そばかす・くすみ・肝斑は、肌の色素沈着などによって生じる肌トラブルです。見た目が似ているため混同されがちですが、これらにはそれぞれ異なる特徴と発生メカニズムがあります。
原因として、紫外線ダメージや加齢による肌機能の低下、ホルモンバランスの変化やストレスなどさまざまな要因が関与しています。
適切な診断と治療を行うためには、それぞれの症状の違いを正確に見極めることが重要です。肌の状態をしっかりと評価し、それぞれの特徴に合わせたアプローチを選択することで、より効果的なケアが可能になります。
シミ・肝斑・くすみの種類
シミには主に4つのタイプがあり、それぞれ発生原因や特徴が異なります。これらは単独で現れることもあれば、複数のタイプが組み合わさって現れることもあるため、慎重な診断が必要です。
色調や形状、発生部位や年齢などを総合的に評価することで、適切な治療計画を立てることができます。ゆみ美容皮膚科クリニックでは、個々のお肌の状態に合わせたオーダーメイドの治療をご提案いたします。
老人性色素斑
老人性色素斑は、長期間の紫外線曝露と加齢によって生じる色素沈着です。境界線が比較的明瞭で、茶色から黒褐色の均一な色調を呈するのが特徴です。顔や手の甲、肩など、日光に当たりやすい部位に現れやすく、大きさは数mmから数cmセンチまで様々です。年齢とともに数や大きさが増加する傾向があります。
肝斑
肝斑は主に30~40代の女性に多く見られる色素沈着で、頬に左右対称に現れる特徴があります。額や鼻の下にみられることもあります。境界が不明瞭で、薄茶色から濃茶色の色調を示します。紫外線やホルモンバランス、お肌の摩擦、ストレスなどにより悪化がみられます。
そばかす(雀卵斑)
そばかすは遺伝的要因が関与する色素沈着で、幼少期から現れ始めることがあります。頬から鼻にかけて点状に散在し、直径数ミリ程度の小さな茶色の斑点として現れます。紫外線により色調が濃くなったり数が増えたりする傾向があります。
ADM(後天性メラノサイトーシス 両側性遅発性太田母斑様色素斑)
ADMはやや青みを帯びた色調が特徴的です。両頬を中心に点在することが多く、境界がぼんやりとしています。両頬骨部に点在することが多いですが、他部位の場合もあります。他の色素沈着と異なり、皮膚のより深い部分にメラニンが沈着しているため、青灰色から茶褐色の独特な色調を呈します。東洋系の女性に比較的多く見られます。
シミ・肝斑・くすみの
メカニズム
肌が紫外線や摩擦、ストレスなどの刺激を受けると、肌の奥にある「メラノサイト」という色素細胞が活性化し、メラニンという色素が作られます。これは本来、肌を守るための自然な反応ですが、過剰に生成されたメラニンがスムーズに排出されず肌に残ってしまうと、シミ・肝斑・くすみとして表面に現れてしまいます。
また、加齢やホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーの低下も影響します。正常な肌ではメラニンが古い角質とともに自然に剥がれ落ちますが、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れると、色素が肌にとどまりやすくなり、色ムラや濁りの原因となります。
特に肝斑は、紫外線に加えて女性ホルモンの影響や摩擦刺激なども大きく関与しており、適切な診断と繊細な治療が求められる症状です。
当院で行う施術
ゆみ美容皮膚科クリニックでは、シミ・そばかす・くすみ・肝斑に対し、お一人おひとりの肌状態に合わせた多角的な治療をご提案しています。以下のような治療方法を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
ピコシュア
厚生労働省に承認されたピコ秒レーザー「ピコシュア」により、従来のレーザーよりもダウンタイムを抑えながら、シミ・そばかす・くすみ・ADMなど幅広い色素トラブルに対応します。肌への負担が少なく、美白効果も高いため、リスクを抑えつつ改善したい方におすすめです。
ブレッシング(BLESSING)
ポテンツァの進化版ともいわれるマシン。「傾斜ニードルRF」「薬剤を注入できる」「サブシジョン効果」が特徴。RF(高周波)を真皮に作用させ薬剤を注入することによって、毛穴やニキビ跡のほか、くすみや肝斑改善などの効果が期待できます。
その他のメディカルエステ
医師の管理下で行うピーリングやイオン導入などのメディカルエステでは、肌のターンオーバーを促進し、くすみや軽度のシミを改善。保湿・美白成分の浸透を高めることで、透明感のある肌へ導きます。
ピーリング
古くなった角質を取り除き、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進する治療です。くすみの原因となるメラニンを含む老廃物を除去し、透明感のある肌へ導きます。ニキビ跡や毛穴の開き、色むらの改善にも効果的で、シミや肝斑の前段階の予防にも有用です。
「ミラノリピール」だとくすみを改善しつつ、お肌のハリをだしていくこともできます。
美容点滴・注射
高濃度ビタミンC点滴や白玉点滴(グルタチオン点滴)、美白点滴などの有効成分をダイレクトに体内へ届けることで、シミや肝斑、くすみの原因となる酸化ストレスを抑制します。飲むよりも吸収率が高く、即効性があるのが特徴です。肌の透明感やトーンアップを目指す方におすすめです。
ドクターズコスメ・サプリメント
自宅でも継続してケアできるよう、医師が選定した美白・抗酸化に優れたスキンケア製品やサプリメントを取り扱っています。内外からのWアプローチで、シミや肝斑、くすみに根本から働きかけます。
美白内服セット
シミや肝斑の原因となるメラニンの生成を内側から抑制する、美白に特化した内服薬セットをご用意しています。ビタミンCやトラネキサム酸などを含む処方で、肌の明るさと均一感をサポートします。
タイプ別おすすめ治療一覧
シミ・肝斑・そばかす・くすみといった色素トラブルは、それぞれ原因や症状が異なるため、効果的な治療を行うにはまず「見極め」が重要です。
ゆみ美容皮膚科クリニックでは、肌の状態を丁寧に診断したうえで、症状のタイプごとに適した治療法をご提案しています。
下記は、主な色素トラブルの特徴と、当院で行っているおすすめの治療法をまとめた一覧です。
症状タイプ | 特徴 | おすすめ治療 |
---|---|---|
老人性色素斑(しみ) | 境界明瞭・紫外線原因 | ピコシュア、ピーリング、美白内服 |
肝斑 | 境界不明瞭・ホルモン影響 | 低出力ピコトーニング、メソナJ、美白内服(トラネキサム酸)、ドクターズコスメ |
そばかす | 遺伝的・周期性変化 | ピコシュア、美白内服、ドクターズコスメ |
ADM | 深層+青みを帯びる色素沈着 | ピコシュア |
くすみ (全体) |
肌の濁り・透明感低下 | ピコシュア、メソナJ、ピーリング、点滴・注射、美白内服 |
混合タイプ | 複数の色素トラブル | 複合治療プラン+カウンセリング重視 |
このように、同じ「シミ」のように見えても、肌の状態や色素沈着の深さ、発生メカニズムによって適切な治療法は異なります。
ゆみ美容皮膚科クリニックでは、お一人おひとりの肌質やお悩みに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。
「自分のシミにはどの治療が合うのか分からない」という方も、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。正しい診断と適切な治療で、美しく透明感のある肌を一緒に目指しましょう。
日常でできる予防ケア
紫外線対策(UVケア)
紫外線はすべてのシミ・そばかす・肝斑・くすみの根本原因です。
日常生活でも、以下のポイントを守りましょう。
- SPF30以上・PA+++の日焼け止めを一年中使用
- 曇りの日や室内でも紫外線は降り注いでいます
- 顔だけでなく首や手、耳まわりにも忘れずに塗布
- 外出時は帽子・日傘・サングラスなどの物理的防御も併用
摩擦を避けるスキンケア
肝斑やシミは、肌への摩擦でも悪化する可能性があります。
- クレンジング・洗顔はこすらず「泡で包むように」やさしく
- 化粧水やクリームは手のひらにつけ、手のひらでお顔を包み込むようにやさしくなじませる
- タオルドライもゴシゴシではなく“押し拭き”が基本
- パッティング・マッサージは控えるか、刺激の少ない方法で
肌バリアを守る
「保湿と水分補給」
乾燥した肌は刺激に弱く、メラニンの排出もうまくいかなくなります。
- 化粧水 → 美容液 → 乳液 or クリームで重ねる保湿を
- インナードライ肌(表面は脂っぽいのに乾燥している状態)にも注意
- 1日1.5〜2Lの水分をこまめに補給(冷たい水より常温・白湯がおすすめ)
生活習慣の見直し
体の内側からのケアも色素沈着の予防に欠かせません。
- 7時間以上の睡眠でターンオーバーを整える
- 抗酸化食材(ビタミンC、E、ベータカロテン、ポリフェノール)を毎日の食事に
例)ブロッコリー、パプリカ、ベリー類、ナッツ類、緑茶など - 過度なストレス・喫煙・過労はメラニン生成を促進する要因になるため注意を
クリニックでの定期的な
メンテナンス
セルフケアでは限界があるため、年に1~2回はプロの手による肌チェック・治療が理想的です。
- ピーリングやイオン導入で角質除去&透明感UP
- 高濃度ビタミンC・白玉点滴で酸化ストレスを内側からブロック
- 美白内服・ドクターズコスメで日常ケアを強化
シミ・そばかす・くすみ・肝斑を本気で改善したい方へ
紫外線やホルモン、加齢など、原因が複雑に絡み合う色素トラブル。ゆみ美容皮膚科クリニックでは、精密な診断と安全な医療技術で、あなたに合った根本治療プランをご提案いたします。
毎日のUVケアやスキンケアも併せてサポートいたしますので、一緒に肌の悩みに立ち向かいましょう。
よくある質問
シミ治療は1回で効果が出ますか?
シミの種類や肌質によって異なりますが、1回の治療で薄くなることもあれば、複数回の施術が必要な場合もあります。特に肝斑などは慎重な継続治療が必要です。
シミ取りレーザーの効果がないことはありますか?
効果が感じられにくいケースもあります。シミの種類を誤認している場合や、肝斑・ADMなどレーザー単体では改善しにくいタイプもあるため、正確な診断が重要です。
顔全体のくすみを消す方法はありますか?
ピーリングやイオン導入、美白内服、ドクターズコスメなどを組み合わせると、肌全体のトーンアップが期待できます。ターンオーバー促進とメラニン抑制が鍵となります。
シミの再発を防ぐにはどうすればいいですか?
紫外線対策はもちろん、摩擦の少ないスキンケア、抗酸化成分の摂取、ホルモンバランスの安定が再発予防につながります。
シミ治療中にやってはいけないスキンケアは?
強い刺激のあるスクラブや、アルコール入りの化粧品、頻繁なマッサージは避けましょう。色素沈着や肝斑悪化のリスクがあります。
肝斑とレーザー治療は相性が悪いって本当?
肝斑はレーザーの刺激で悪化する可能性があります。ピコトーニングのような低出力の治療が推奨されます。医師の適切な判断が不可欠です。
美白内服薬はシミに本当に効果がありますか?
ビタミンCやトラネキサム酸、L-システインなどは、メラニンの生成を抑える働きがあり、シミ・肝斑の予防や改善に効果が期待できます。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は自力で治せますか?
ADMは皮膚の深部に色素があるため、セルフケアでは改善が困難です。ピコレーザーなど医療機関での対応が必要です。
そばかすを消したいのですが、完全に消せますか?
可能です。そばかすはレーザー治療での治療効果が良いです。ただし、そばかすは再発しやすいので、紫外線対策を続けることが重要で、再発したらレーザー治療をしましょう。
シミ治療にかかる費用はどのくらい?
使用する治療法や範囲により異なります。ピコレーザーや内服、外用などを組み合わせることで、料金に幅があります。初回カウンセリングでのご相談をおすすめします。
妊娠中でもシミ治療はできますか?
レーザーや一部の内服薬は妊娠中は避けるべきです。安全なスキンケアやドクターズコスメを中心とした対応が可能な場合もありますので、医師にご相談ください。
メンズでもシミ・くすみ治療は受けられますか?
はい、男性の方にも多くご利用いただいています。日焼けや髭剃りによる色素沈着にも対応可能です。
肌が弱いのですが、治療は可能ですか?
敏感肌の方でも、医師の診断に基づき、低刺激の施術や製品をご提案できます。まずはご相談ください。
シミ・そばかす・くすみ治療後のケアは?
日焼け止めの使用、保湿の徹底、刺激の少ないスキンケアが基本です。再発予防にもつながります。
光治療(IPL)とピコレーザーの違いは何ですか?
IPLは広範囲の色素にマイルドに作用しますが、ピコレーザーはより短いパルスで深部のメラニンにも対応でき、より早く高い効果が期待できます。
シミが急に消えることってありますか?
一部のシミはターンオーバーの促進や炎症の自然回復によって薄くなることもありますが、完全に突然消えることはほとんどありません。とくに紫外線や加齢による老人性色素斑や肝斑、ADMは自然に消えることはなく、医療的な治療が必要です。「急に薄くなった」と感じる場合も、照明や肌の水分量などによる一時的な見え方の変化であることが多いです。
シミとそばかすはどう見分ければいいですか?
境界や色調、出始めた年齢で区別できます。両頬から鼻にかけて散在する幼少時からある小さい点ならそばかす、加齢と紫外線蓄積で増えてきたのなら老人性色素斑(シミ)の可能性があります。
肝斑にレーザー治療はしていい?
強いレーザーは悪化リスクがありますが、当院では刺激の少ないピコシュアトーニングや全体的な肌質改善が期待できるブレッシング(BLESSING)をおすすめさせていただいております。
美白点滴はどれくらい効果がありますか?
個人差はありますが、3~5回程度の施術で、肌トーンの明るさやくすみ改善が期待できます。
妊娠中に肝斑が濃くなることはありますか?
ホルモン変動によって肝斑が濃くなることがあります。レーザーや飲み薬は不可、スキンケアとUVケアが中心です。
ADMは完全に消せますか?
ピコレーザー(ピコシュアスポット)2~3回で綺麗になることが多いです。