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真皮線維芽細胞療法

fibroblast

真皮線維芽細胞療法とは

真皮線維芽細胞療法は、患者様ご自身の健康な肌細胞を培養して増殖させ、気になる部位に注入する再生医療です。肌のハリを支える真皮層のコラーゲンを生み出す線維芽細胞を、厚生労働省認可の専門施設で4,000万〜8,000万個まで培養し、老化が進んだ部位に移植します。
患者様の耳の裏など、最も老化の影響が少ない部位から採取した細胞を使用するため、安全性が高く副作用のリスクもほとんどありません。移植された元気な細胞は約3年間にわたって分裂を繰り返し、肌本来の再生力を高めながら老化スピードを緩やかにします。
シワやたるみ、毛穴の開きなど、年齢によるお肌のお悩みを根本から改善することが可能です。

真皮線維芽細胞療法とは

このような方におすすめです

  • ほうれい線や小ジワを根本的に改善したい方
  • 目元のシワやくぼみが気になる方
  • 口元のたるみを改善したい方
  • 目の下のクマを解消したい方
  • 首のシワやたるみを改善したい方
  • 額の横ジワが深くなってきた方
  • 肌老化を遅らせたい方
  • 異物を使った治療に抵抗がある方

真皮線維芽細胞療法の効果

肌老化の根本的な改善

シワやたるみなどの老化症状は、肌細胞の減少が主な原因です。失われた肌細胞を補充することで、表面的な改善ではなく根本的な若返りを目指せます。自然治癒力を活用した穏やかな変化により、3ヶ月から1年かけて徐々に効果を実感していただけます。

効果は長期間持続

患者様ご自身の細胞を使用するため、移植した細胞は体内に定着し、その効果は通常2〜3年以上持続します。定期的なボトックスやヒアルロン酸注入と比べて、メンテナンス頻度を大幅に減らすことができます。1〜2年に一度のペースで継続治療を行うことで、老化現象の進行を効果的に遅らせることが可能です。

確立された安全性

患者様ご自身の皮膚から抽出した細胞を、ご自身の血液で培養するため、アレルギー反応や拒絶反応の心配がありません。米国では1990年代から普及し、長期にわたって効果と安全性が実証されている治療方法です。人工的な異物を使用しない、自然で安心な若返り治療と言えます。

元気な細胞を冷凍保存
「セルバンク」

元気な細胞を冷凍保存「セルバンク」採取した肌細胞は、マイナス196℃の液体窒素タンクで冷凍保存し、若いその時の状態を半永久的に保つことができます。数年、数十年経っても、若さを失わない患者様ご自身の細胞がお肌を守り続けます。
耳の裏など目立たない部分から採取した皮膚から、約60本程度の幹細胞を保管できます。治療時には1ccにつき1本の保管細胞を使用して培養します。保存した元気な細胞により、5年、10年、15年と年齢を重ねて新たに現れるお悩みに対しても、その都度、効果的な治療を受けていただけます。

肌細胞保管の流れ 保管プランのシミュレーション

セルバンク 真皮線維芽細胞療法 セルバンク

細胞を注入できる部位

真皮線維芽細胞は、次のような部位に注入可能です。

  • 目元の小ジワ・ちりめんジワ
  • 目元のたるみやくぼみ
  • ゴルゴライン(頬の縦ジワ)
  • ほうれい線
  • 口元のシワ・たるみ
  • マリオネットライン
  • あごのシワ
  • 首のシワ・たるみ
  • 目の下のクマ改善
  • こめかみのくぼみ
  • 毛穴の改善
  • ニキビ跡の改善
  • 顔全体のリフトアップ

真皮線維芽細胞療法と
他の治療の違い

シワやたるみに対する美容治療には、「その場の変化を整える治療」と「肌そのものを再生する治療」という本質的な違いがあります。ボトックス注射やヒアルロン酸注入などの従来の治療は、施術直後に効果を実感できますが、対症療法のため定期的な治療継続が必要です。
真皮線維芽細胞療法は、患者様の元気な肌細胞を培養してお肌に注入する根本治療です。注入された細胞が継続的に分裂を繰り返すため、対症療法に比べ受ける頻度は少なく済みます。加齢による老化の進行を遅らせながら、長期的な改善を目指せます。

比較項目 真皮線維芽細胞療法 ヒアルロン酸注入 ボトックス注射
アプローチ 自分の細胞を増やし肌を再生

リフトアップポイントを強化し、たるみを改善する
凹みやしわを物理的に埋める

筋肉の動きを抑えてしわを軽減
持続性 長期的(年単位) 9か月~2年 約3〜6ヶ月
即効性 数週間〜数ヶ月で効果が実感できる 即効性あり 即効性あり
自然な表情
非常に自然

過度な注入で不自然になる場合も
△~〇
表情が硬くなる場合あり
主な適応部位 顔全体、しわ、たるみ、質感改善など ほうれい線、口元、額など 額、眉間、目元など
治療の目的 肌の根本的な再生 ボリューム補正 表情じわの軽減

施術の流れ

1医師による診察・カウンセリング

患者様のお悩みやご希望を詳しくお伺いし、治療の仕組みや効果について丁寧にご説明いたします。ご不明な点やご不安な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。

2血液検査

治療開始前に感染症の有無を確認するため、血液検査を実施いたします。カウンセリング当日に採血を行いますが、別日をご希望の場合は事前にお申し出ください。

3皮膚採取・採血と細胞培養

耳の裏側など目立たない部分から米粒大の皮膚を採取し、同時に培養用の血液も採血いたします。採取した組織は厚生労働省認可の施設に送り、専門技術者が肌細胞を抽出・培養・増殖させます。

皮膚採取・採血と細胞培養

4肌細胞の注入(1回目)

肌細胞の注入(1回目)培養期間が必要なため、1回目の注入は最短で5週間後となります。注入方法は、お顔全体に水光注射で、さらに気になるところは手打ちで注入します。

5肌細胞の注入(2回目)

2回目の注入により、移植細胞の定着率が向上し、より効果的な結果が期待できます。実施時期については医師とご相談ください。

6定期ケア(3回目以降)

年1回程度のペースで継続的に治療を行い、長期的に効果を維持します。

真皮線維芽細胞療法の
ダウンタイムと注意点

真皮線維芽細胞療法は、ご自身の細胞を用いた肌再生医療のため、安全性の高い治療ですが、注入を伴う施術のため、軽度のダウンタイムが生じる場合があります。

  • 施術直後は、注入部位に赤みや軽い腫れ、ヒリつき感が出ることがありますが、多くは数日以内に落ち着きます。
  • ごくまれに、内出血が起こることがあり、青あざのように見えることもありますが、1~2週間で自然に吸収されていきます。
  • 当日はメイクや洗顔は控えめにし、強い摩擦や刺激を避けてください。
  • 紫外線対策と保湿ケアを徹底していただくことで、炎症後の色素沈着を防ぎ、治療効果も高められます。
  • シャワーや入浴は当日から可能ですが、サウナや激しい運動、飲酒は翌日以降まで控えていただくのが安心です。

真皮線維芽細胞療法の
リスク・副作用

真皮線維芽細胞療法は、自己細胞を使用することでアレルギーや拒絶反応のリスクが極めて少ない治療法です。
ただし、注入を行う施術であるため、以下のような副反応が一時的に現れる可能性があります。

内出血

注入時に毛細血管に触れると、内出血が起こる場合があります。1~2週間かけて徐々に黄色っぽく変化し、自然に消失します。

腫れ・違和感

施術部位に軽い腫れや圧迫感、むくみ感を感じることがありますが、数日以内に改善することがほとんどです。

個人差による効果の違い

線維芽細胞の活性には個人差があるため、治療効果の実感には差が出る場合があります。継続的な施術で効果を高めていくのが理想的です。

一時的な肌のざらつきや赤み

注入部位の炎症反応によって、まれに肌表面にざらつきや赤みが出ることがありますが、適切なスキンケアと経過観察で改善します。

安全性の高い治療であっても、施術後に気になる症状が出た場合は速やかにご連絡ください。
当院では万が一の反応にも丁寧に対応し、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

真皮線維芽細胞療法を
受けられない人

  • がん治療中の方(抗がん剤治療・放射線治療)
  • 局所麻酔やヒアルロン酸にアレルギーがある方
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方
  • ヒトインスリンに過敏症の既往がある方
  • 抗生物質に過敏症の既往がある方
  • 注入部位に人工物が入っている方
  • 感染症(梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV・HTLV-1)の方

感染症をお持ちの方の場合、細胞培養時にウイルスを増殖させてしまったり、他の患者様への感染リスクがあるため、治療をお受けいただけません。血液検査で陽性が判明した場合も同様です。あらかじめご了承ください。

真皮線維芽細胞療法の料金

当院は再生医療第二種医療機関の認可クリニックです

当院は、再生医療第二種医療機関として厚生労働省から正式な認可を受けております。法令に基づいた適切な管理体制のもと、安全で確実な再生医療をご提供いたします。

症例写真

しわ、トーンアップ

症例1 
施術名

真皮線維芽細胞療法

施術の説明

しわやたるみが改善し、顔色も明るくなりました。

施術のリスク・副作用

内出血、多少の腫れ

費用

カウンセリングにて説明させていただきます。

施術回数・期間

Afterは、1回施術し3ヶ月後です。

ほうれい線、フェイスライン 

症例2 
施術名

真皮線維芽細胞療法

施術の説明

法令線・マリオネットラインの改善、輪郭もすっきりしました。

肌質や目の下の小じわも良くなりました。
施術のリスク・副作用

内出血、多少の腫れ

費用

カウンセリングにて説明させていただきます。

施術回数・期間

Afterは、1回施術し半年後です。

ほうれい線 

症例3 
施術名

真皮線維芽細胞療法

施術の説明 口元のほうれい線に施術を行い、シワが浅くなり目立たなくなりました。
施術のリスク・副作用 内出血、多少の腫れ
費用 カウンセリングにて説明させていただきます。
施術回数・期間

治療回数:細胞移植量1cc×2回
AFTERはBEFOREから9ケ月後

ほうれい線 

症例4 
施術名 真皮線維芽細胞療法
施術の説明 口元のほうれい線に施術を行い、シワが改善され目立ちにくくなりました。
施術のリスク・副作用 内出血、多少の腫れ
費用 カウンセリングにて説明させていただきます。
施術回数・期間 治療回数:細胞移植量1cc×2回
AFTERはBEFOREから2年6ヶ月後

目の下のクマ 

目の下のクマ
施術名 真皮線維芽細胞療法
施術の説明 目の下に施術を行い、クマやたるみが改善され、明るくすっきりとした印象になりました。
施術のリスク・副作用 内出血、多少の腫れ
費用 カウンセリングにて説明させていただきます。
施術回数・期間 治療回数:細胞移植量3cc×2回
AFTERはBEFOREから6ヶ月後

よくある質問

真皮線維芽細胞療法とはどのような治療ですか?

自分自身の肌から採取した「線維芽細胞」を培養し、肌へ再注入することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌の若返りを図る再生医療です。

どのような肌悩みに効果がありますか?

しわ・たるみ・毛穴の開き・肌のハリ不足・キメの乱れ・乾燥肌など、加齢による肌の衰え全般に効果が期待されます。

真皮線維芽細胞療法の効果はいつから実感できますか?

一般的には施術から2〜3ヶ月後に肌のハリや弾力の改善を実感される方が多いです。効果のピークは約6ヶ月後に現れます。

効果はどのくらい持続しますか?

個人差はありますが、1年〜数年にわたって長期的に効果が持続する傾向があります。定期的な追加注入によりさらに安定した効果が期待できます。

ヒアルロン酸やボトックスとどう違うのですか?

ヒアルロン酸やボトックスは一時的に形状を整える治療ですが、真皮線維芽細胞療法は肌そのものを“再生”させる根本治療であり、自然で長期的な若返りが可能です。

自分の細胞を使うとのことですが、安全性は高いですか?

はい、自分の細胞を使用するためアレルギーや拒絶反応のリスクが非常に低く、安全性の高い治療とされています。

ダウンタイムはありますか?

注入による軽度の赤みや腫れ、内出血が出ることがありますが、通常は数日~2週間以内で回復します。

痛みはありますか?

採取や注入の際には局所麻酔や麻酔クリームを使用するため、ほとんどの方が我慢できる程度の痛みです。

何回治療を受ける必要がありますか?

通常、1回の細胞採取で16回分の注入が可能です。肌状態や目指す仕上がりに応じて、回数を調整いたします。

採取後どれくらいで注入できますか?

細胞の培養には約4〜6週間かかります。その後、状態に合わせて注入治療を開始します。

顔以外の部位にも施術できますか?

はい、首や手の甲など、年齢が出やすい部位への注入も可能です。詳しくは医師にご相談ください。

誰でも受けられますか?

基本的に健康な成人であれば可能ですが、重度の皮膚疾患や感染症のある方、妊娠中・授乳中の方は施術を控えていただく場合があります。

他の施術と併用できますか?

はい、ヒアルロン酸注入やレーザー治療などと併用することで、より高い相乗効果が期待できます。組み合わせは医師が個別に判断します。

保険適用されますか?

真皮線維芽細胞療法は自由診療(自費診療)となり、保険適用はありません。

治療費用はどのくらいかかりますか?

細胞の採取・培養・注入の一連を含め、数十万円程度が一般的です。治療内容や注入回数によって異なりますので、詳細はカウンセリング時にご案内いたします。