- ニュービア(ヒアルロン酸)とは
- ニュービアの特徴
- こんな方におすすめ
- ニュービアとジュビダームビスタの違い
- ニュービアの種類と適応部位
- 施術の流れ
- ニュービアのダウンタイムと注意点
- ニュービアのリスク・副作用
- ニュービアが受けられない人
- 料金表
- よくある質問
ニュービア(ヒアルロン酸)とは
ニュービア(Neauvia)は、スイスのMATEX LAB社が開発した最新世代のヒアルロン酸製剤です。
2014年から世界80カ国以上で使用され、欧州の医療機器規則(CE MDR)の承認も取得している、信頼性の高い製剤です。
ニュービア最大の特徴は、従来のヒアルロン酸製剤に使われるBDDE(架橋剤)を使用せず、PEG(ポリエチレングリコール)架橋技術を採用していること。これにより、高い安全性と長期持続性、そしてより自然な仕上がりを実現しています。
さらに、アミノ酸(グリシン、L-プロリンなど)を配合した製品もあり、コラーゲン生成をサポートする働きも期待できます。
ニュービアは、顔全体の若返りや自然なボリュームアップを目指す方に適した、新しいヒアルロン酸注入の選択肢です。
ニュービアの特徴
PEG架橋技術による高い安全性と持続性
PEG(ポリエチレングリコール)架橋技術とは、ヒアルロン酸分子同士をPEGという安全性の高い素材で結びつける技術です。一般的なヒアルロン酸製剤で使われるBDDE(ブタンジオールジグリシジルエーテル)に比べて異物反応や炎症のリスクが低く、生体適合性が高いのが特徴です。
ニュービアではこのPEG架橋技術を採用することで、より安全性と持続性に優れたヒアルロン酸製剤を実現しています。
- PEG架橋でアレルギーや炎症のリスクを軽減
-
BDDEの1/200という極めて低い体内残留量
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他の施術(HIFU・RFなど)との併用施術にも適応
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長期間(約6〜12ヶ月以上)の効果持続
体にやさしく、長持ちするヒアルロン酸製剤を探している方に適しています。
アミノ酸(グリシン&L-プロリン)配合による肌質改善効果
ニュービアの一部製品にはアミノ酸(グリシン、L-プロリン)が配合されており、コラーゲン生成をサポートする働きが期待できます。
単なるボリュームアップだけでなく、肌のハリや弾力アップにも効果的です。
- コラーゲン生成促進で内側から若々しい肌へ
- 炎症抑制作用により施術後のダウンタイムが少ない
- 適度な水分保持力でむくみにくい自然な仕上がり
高い弾力性と自然な仕上がり
ニュービアは、高い弾力性と粘稠性を持つ設計のため、注入後に製剤が均一に馴染み、表情を動かしても違和感のない自然な仕上がりが実現できます。
- 硬すぎず柔らかすぎない絶妙なバランス
- 凹凸や膨らみすぎを防ぎ、自然な表情美に
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額・頬・顎・フェイスラインなど部位ごとに適した製剤を選べる豊富なラインナップ
「自然さ・持続力・安全性」の3拍子が揃った次世代型ヒアルロン酸。それがニュービアです。
他のヒアルロン酸で不自然な仕上がりや腫れが気になった方にも、安心しておすすめできます。
こんな方におすすめ
自然な仕上がりのヒアルロン酸注射を探している方
ニュービアは柔らかさと弾力のバランスに優れた製剤。違和感のない自然なボリュームアップが叶います。
持続力のあるヒアルロン酸製剤を選びたい方
PEG架橋技術により、約12〜18ヶ月と長期間の持続力を実現。頻繁な注入の手間を減らしたい方にもおすすめです。
「ヒアルロン酸=不自然になりそう」と不安な方
ニュービアは自然な仕上がりが特長のため、初めてヒアルロン酸注入を受ける方でも安心して選べます。
肌質改善も同時に目指したい方
アミノ酸配合の製剤はコラーゲン生成もサポート。ハリ・ツヤ感アップなど美肌効果も期待できます。
「ヒアルロン酸は怖い」と感じていた方
従来のBDDE(架橋剤)を使用しておらず、より安全性が高いとされるPEG架橋を採用。安全性重視の方にも適しています。
ニュービアとジュビダームビスタの違い
当院では、ニュービアとジュビダームビスタシリーズの両方を取り扱っています。
どちらも優れたヒアルロン酸製剤ですが、特徴や適した施術部位が異なります。目的やご希望に合わせて最適な製剤をご提案しています。
製剤名 | ニュービア | ジュビダームビスタシリーズ |
---|---|---|
架橋技術 | PEG架橋 | BDDE架橋 |
持続期間 | 約12〜18ヶ月 | 約4〜24ヶ月(製剤により差あり) |
安全性 | 異物反応や炎症リスクが少ない | 実績豊富で安全性も高い |
自然な仕上がり | 柔らかく均一に馴染む | 部位によりややしっかりした仕上がりも |
肌質改善効果 |
アミノ酸配合製剤は肌質改善も期待 |
基本はボリューム形成が中心 |
併用施術 | HIFU・RF併用OK | 熱系施術との併用は慎重に |
取り扱い製剤 | インテンス / インテンスLV / インテンスFLUX | ボリューマXC / ボリフトXC / ボルベラXC / ボライトXC / ボラックスXC |
ニュービアの種類と適応部位
当院で取り扱っているニュービアは、INTENSE(インテンス)シリーズ3種類。すべての製剤にアミノ酸(グリシン、L-プロリン)が配合されており、ヒアルロン酸注入と同時にコラーゲン生成サポートが期待できます。 部位や目的に応じて適した製剤を選び、自然で美しい仕上がりを目指します。
ニュービア インテンス(NEAUVIA INTENSE)
最も硬く、高い粘稠性と凝集性を持つ製剤。「形状記憶フィラー」と呼ばれるほど、しっかりとした輪郭形成が可能です。
フェイスラインなどのメリハリ作りに適しています。
適応部位
- 鼻
- 鼻翼基部
- 顎(あご)
- フェイスライン
ヒアルロン酸濃度
28mg/ml
持続期間
12か月以上
ニュービア インテンスLV(NEAUVIA INTENSE LV)
ボリュームアップに特化した製剤。柔らかさと弾力のバランスが良く、顔全体の立体感アップに適しています。
中顔面の凹みや、ほうれい線の改善にもおすすめです。
適応部位
- 額(おでこ)
-
こめかみ
- 中顔面(頬)
- ほうれい線
ヒアルロン酸濃度
26mg/ml
持続期間
12か月以上
ニュービア インテンスFLUX(NEAUVIA INTENSE FLUX)
シリーズ内で最も柔らかく滑らかな製剤。繊細な部位や浅いシワへの注入に適しており、自然な仕上がりを目指したい方におすすめです。
適応部位
- 小じわ
- 涙袋
ヒアルロン酸濃度
26mg/ml
持続期間
9か月以上
どの製剤が最適かは、注入する部位やお顔全体のバランス、ご希望の仕上がりにより異なります。
カウンセリング時に医師が最適な製剤をご提案しますので、安心してご相談ください。
施術の流れ
ヒアルロン酸注射は、ご希望やお悩みに合わせて、診察から施術までを丁寧に行うオーダーメイド治療です。
当院では、リラックスしてお過ごしいただけるよう、完全個室・パウダールーム完備の環境でお迎えしています。
1洗顔(パウダールーム完備)
施術前にメイクを落としていただきます。
パウダールームを完備しておりますので、快適にご準備いただけます。
メイクオフ用のクレンジングやスキンケアもご用意しております。
2診察・カウンセリング(完全個室)
女性医師が完全個室にて丁寧に診察・カウンセリングを行います。
ご希望の部位やお悩みをしっかりとお伺いし、どの部位にどれくらいの量を注入するか、最適なご提案をいたします。
はじめての方やご予算に不安のある方も、どうぞ安心してご相談ください。
3麻酔・施術
冷却とブルブルペン(痛みを少なくする機械)をしながら、注入を行います。
それでも痛みが強い方は笑気麻酔を使用させていただきます。施術時間は約10~45分程度。
医師が骨格や筋肉の動きを見極めながら、繊細かつ的確に注入し、ナチュラルな仕上がりへと導きます。
4ご帰宅・アフターケア
施術後すぐにメイクルームをご利用いただけます。
注入部位のお化粧は翌日から可能です。
腫れや内出血は出にくい設計ではありますが、当日は強いマッサージや飲酒・激しい運動をお控えください。
ニュービアのダウンタイムと注意点
ダウンタイム
- 施術後に赤みや腫れが出ることがありますが、ほとんどは数時間〜翌日中におさまります。
- まれに内出血が出ることがありますが、数日〜2週間ほどで自然に消えていきます。
メイク・洗顔・シャワー
- 注入部位以外は当日からメイク可能です。注入部位は翌日からメイクOKです。
-
当日は長時間の入浴、激しい運動、飲酒はお控えください。
通院ペースの目安
- ヒアルロン酸の効果は製剤によって異なりますが、半年~2年ほど持続します。
- 多くの方が半年~1年半に1回のペースでメンテナンスされています。
ニュービアのリスク・副作用
- 注入後、まれに内出血が出ることがありますが、1〜2週間ほどで自然に吸収され、青黒くなったあと徐々に黄色っぽく変化し、目立たなくなります。当院では、麻酔クリームの使用や冷却・圧迫などで内出血のリスクを最小限に抑えるよう努めています。
- 注入後に軽い腫れや違和感を感じることがありますが、数日でおさまるケースがほとんどです。
-
非常にまれではありますが、血管内にヒアルロン酸が入ることで血流が妨げられる「血管塞栓」が起こる可能性があります。当院では、解剖学に基づいた注入と医師の熟練した技術により、リスクをできる限り避けるよう細心の注意を払って施術を行っております。
- 注入後の仕上がりや持続期間は、体質や生活習慣などにより個人差があります。あらかじめご了承ください。
ニュービアが受けられない人
- 妊娠中または授乳中の方
- 重度のアレルギー体質の方(過去に重篤なアレルギー反応を起こしたことがある方)
- 注入部位に皮膚炎、感染症、湿疹などの皮膚トラブルがある方
- 自己免疫疾患のある方
- 重篤な糖尿病、心疾患、肝疾患などで医師から美容施術を控えるよう指示されている方
- ケロイド体質の方
- 抗血小板薬や抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中で、内出血リスクが高い方
- 過去にヒアルロン酸注射でアレルギー反応を起こしたことがある方
料金表
よくある質問
ニュービアの持続期間はどのくらいですか?
施術部位や使用製剤によりますが、約12〜18ヶ月持続するケースが多いです。
従来のヒアルロン酸とニュービアの違いは?
一般的なヒアルロン酸はBDDE架橋ですが、ニュービアはPEG架橋で作られています。体内残留が少なく、炎症リスクが抑えられている点が大きな違いです。
ニュービアは不自然にならないですか?
高い粘稠性と弾力性により自然な仕上がりが可能です。特に柔らかい製剤は小じわや涙袋にも自然に馴染みます。
ニュービアは初めてでも受けられますか?
はい。ヒアルロン酸注射が初めての方にもおすすめできる安全性の高い製剤です。
ニュービアの施術は痛いですか?
施術時は麻酔クリームを使用し、冷却とブルブルペン(痛みを少なくする機械)をしながら、注入を行います。それでも痛みが強い方は笑気麻酔を使用させていただきます。
ニュービアは顔のどの部位に使えますか?
額、こめかみ、頬、ほうれい線、鼻、顎、涙袋、小じわなどに対応可能です。部位に合わせて製剤を使い分けます。
ニュービアはHIFUやRFなど他の施術と併用できますか?
はい。高い耐熱性があるため、熱系の施術との併用が可能です。他のヒアルロン酸より安心して併用できます。
他のヒアルロン酸とどちらを選べば良いですか?
自然さや併用施術を重視したい方はニュービア、しっかりしたリフトアップや実績重視ならジュビダームがおすすめです。カウンセリングで適切な製剤をご案内します。
ニュービアで肌質改善効果もありますか?
はい。一部製剤にはアミノ酸(グリシン・L-プロリン)が配合され、コラーゲン生成を促し肌のハリ・弾力向上も期待できます。
ニュービアはヒアルロニダーゼで溶かせますか?
はい。ヒアルロニダーゼで分解・溶解することができますので、万が一の際も調整が可能です。
ニュービアの施術は誰が行いますか?
当院では医師がすべての施術を担当します。注入量やデザインは患者様のご希望に合わせて丁寧に調整いたします。