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シミ取りレーザー1回で消えないシミがある理由ーDEJとメラニンの深さの話ー

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「シミ取りレーザーをしたのに、少し残っている」

「前より薄くなったけど、完全には消えなかった」

「あまり変わらなかった」

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

実は、シミは

すべてが1回で消えるものではありません。

その理由には、

「老化」や「炎症」が大きく関係しています。

今日は少しだけ、

医学的なお話をわかりやすくご説明しますね😊

メラニンはどこにあるの?

一般的なシミ(老人性色素斑)は、

表皮の基底層にあるメラノサイトでメラニンが作られ、

表皮内にメラニンが蓄積してできています。

このタイプのシミは、

比較的レーザーの反応もよく、

基本的にはシミ取りレーザー1回で大きく改善します。

しかし実際には老人性色素斑であったとしても、

  • メラニンが真皮側まで落ち込んでいる
  • 表皮と真皮の境目が壊れている

というケースも少なくありません。

DEJ(表皮真皮接合部)の老化

表皮と真皮の境目には

**DEJ(Dermal Epidermal Junction:表皮真皮接合部)**という構造があります。

DEJは、

  • 表皮を支える
  • 栄養を届ける
  • メラニンの落ち込みを防ぐ

といった、とても重要な役割を担っています。

しかし、

紫外線

加齢

慢性的な炎症

などにより、DEJは徐々に弱くなっていきます。

DEJが弱ると、

本来表皮にとどまるはずのメラニンが、

真皮側へ落ち込みやすくなります。

「真皮滴下現象」と言います(俗の言い方では「真皮落ちメラニン」)。

これが、

  •  シミが深くなる
  • 色が抜けにくくなる
  • 1回で消えない

大きな理由です。

Update on Melasma Treatments

Ju Young Jo et al. Ann Dermatol. 2024 Jun.

なぜ年齢とともに治りにくくなるのか

年齢とともに

  • DEJは平坦化し
  • ターンオーバーは遅くなり
  • 真皮環境も変化します

そのため、

「若い頃はすぐ消えたシミが、最近は消えにくい」

と感じる方が増えてきます。

これは、

皮膚構造そのものが変化しているためなのです。

なぜ複数回の治療が必要なのか

メラニンが深い場合、

1回のシミ取りレーザーでは色が改善しません。

そのため当院では、

半年以上間隔をあけながら、2〜3回に分けて治療する

という方法をおすすめすることも多くあります。

(だから1回でシミの色が取り切れなかった、という人も、

1回目のシミ取りレーザーが意味がなかったというわけではありません。)

段階的に、

安全に、

そしてきれいに改善していくことが、

最終的に一番満足度の高い結果につながります。

取りきれなかったシミがある方へ

過去に

「ここまでしか消えないと言われた」

「少し残ったままになっている」

「また出てきたように感じる」

という方も、

それは治療が間違っていたわけではなく、

シミの深さや皮膚構造が影響している可能性があります。

状態を正しく評価すれば、

まだ改善できる余地があるケースも少なくありません。

最後に

シミ治療は、

「レーザーを当てれば終わり」

ではなく、

皮膚構造の変化まで理解したうえで行う治療です。

1回で消えるシミもあれば、

レーザーの回数が必要なシミもあります。

大切なのは、

無理をせず、正しい方法で、きれいに治すこと。

今日は「シミ(老人性色素斑)であっても一回のシミ取りレーザーで改善しないことがある」というお話をしましたが、

肝斑を伴うシミ(老人性色素斑)の場合は皮膚に炎症が起こっている場合がほとんどなので、

今日のお話のように一回のシミ取りレーザーで改善しない場合が多いのと、そもそも肝斑のコントロールが必要であること。

また、「ADM」といってメラノサイト(メラニンを作る細胞)自身が真皮内にある場合は、

メラニンが真皮内にあるので、

シミ取りレーザーが複数回必要です。

つまり、どんな状態のシミであるかの診断が重要。

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「シミをまとめて治したい方」

「取りきれなかったシミがある方」

「一度きちんと評価してほしい方」

ぜひお気軽にご相談くださいね。

ゆみ美容皮膚科クリニック院長

中山由美