眼瞼下垂手術には、全切開二重術の全ての工程が含まれています。それに加えて、目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋)をまぶたのシャッターにあたる組織(瞼板)に縫着することで、目の開きを大きくし、同時に二重形成を行う手術です。 目力が上がり黒目がはっきりと出ることにより、ぱっちりとした大きな目、活き活きとした華やかな印象に仕上がります。また、眼瞼下垂が原因での肩こりには有効な手術でもあります。
・目を大きくしたい方
・ぱっちりした二重をご希望の方
・眠たそう、不機嫌そうな印象を変えたい方
・頭痛や肩こりが気になる方
・若々しい華やかな印象にしたい方
手術中に仮留めを行い、二重の幅や形、目の開き具合を患者様ご自身で確認頂けます。確認後、細かいデザインのご指摘やご要望の際には、ご希望に沿えるまで微調整を繰り返し行うことで、ご希望通りに仕上がります。
切開デザインを決めます。
皮膚のたるみの多い方切除します。
脂肪の多い方は脂肪を切除します。
まぶたを持ち上げる筋肉の先端部分に白い腱膜がついています。
筋肉を引っ張り出して瞼板に縫い付けます。
目の開き具合を調整後余った瞼膜を切除します。
縫合します。
手術の終了です。
眼瞼下垂の原因・症状の特徴
眼瞼下垂の症状の特徴
眼瞼下垂で目を開く力が弱い場合、無意識に眉毛を挙げることで目の開きを補助しようとします。その結果、まつ毛と眉毛の距離が広くなり、額のシワが目立ち、目の上がくぼむため、年齢以上に老けて見えてしまいます。 また、常に額の筋肉が緊張しているため、頭痛や肩こりの原因にもなります。これらの症状は眼瞼下垂の手術で改善します。 まぶたが開きやすくなり、おでこの筋肉を使わなくなるのでシワが減り、眉毛の位置が下がります。まぶたのくぼみも変化し、老けた印象が若々しい印象になります。
眼瞼下垂の治療はどこで受ける?
1. 保険治療での眼瞼下垂手術
日常生活に支障をきたす程の重度の症状の場合、形成外科や一部の眼科にて保険適応で手術を行うことが出来ます。 その場合の治療費は、片目で7万2千円で、この料金の7~8割は保険でカバーされます。 しかし、美容目的での手術ではないこともあり、見た目や切開線などの仕上がりに美容的観点は重視されないため、術後に修正手術を希望される方が少なくないのも現状です。
2. 美容外科での眼瞼下垂
美容目的で手術を行う場合、病気を治療するわけではありませんので、保険適用外となり全額自己負担となります。 その分美容目的の治療となるため、目の開きの大きさや開いた時の形、二重の幅や形など患者様の細かいご要望を反映した手術が行えます。 0.5ミリ単位での微調整が必要となるため、医師の技術や経験が要求される手術のためクリニック選びは重要です。