- 代表的なシワの種類
- たるみのメカニズム
- しわ・たるみに影響を与える生活習慣
- 当院はしわ・たるみの改善から
予防まで - 当院で行うしわ・たるみ治療の種類
- エリア別しわ・たるみの特徴と
治療アプローチ - しわ・たるみ治療の施術比較早見表(目的別)
- 初めての方へ:しわ・たるみ治療の
選び方 - よくある質問
代表的なシワの種類
表情ジワ
表情ジワは表情変化によって形成されるシワです。笑う・怒る・驚くなどの感情表現に伴い、目元や口元、額などに一時的に現れるシワが、加齢とともに肌に刻まれるようになります。
若い頃は表情を戻すとシワも自然に消えますが、肌の弾力性が低下すると同じ箇所に繰り返し生じるシワが徐々に定着していきます。特に目尻の笑いジワや眉間のシワなどが代表的です。
たるみジワ
たるみジワは加齢に伴うコラーゲンやエラスチンなどが減少することで現れるほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインなどを言います。
肌のハリに影響する成分が不足することで肌の弾力性が失われ、重力に抗えなくなってしまいます。
皮膚が薄くなることによるシワ
肌の真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少することによって、皮膚が薄くなり生じるシワです。
目の下のちりめんジワ、口横のシワなど目立ちやすいシワでもあるため、実年齢よりも上に見られることがあります。
たるみのメカニズム
たるみは、皮膚の一部分だけで起こるものではなく、表皮・真皮・皮下組織・筋膜(SMAS)層といった皮膚の全層にわたって複合的に進行していきます。以下に、それぞれの層で起こるたるみの要因を解説します。
表皮
皮膚の最も表面にある層です。
加齢や紫外線の影響によりターンオーバーが乱れ、肌のキメが粗くなったり、水分保持力が低下したりすることで、ハリやなめらかさが失われます。これにより、肌表面に小ジワやたるみが目立ち始めます。
真皮
肌のハリや弾力を支える中心的な層です。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などが豊富に存在していますが、加齢・紫外線・酸化ストレスなどでこれらが減少・変性し、肌を内側から支える力が弱くなります。その結果、皮膚がたるみやすくなります。
皮下組織
真皮の下にある、脂肪を含む層です。
脂肪が減少したり、重力によって下垂したりすることで、顔の輪郭が崩れる原因になります。特にほうれい線やフェイスラインのもたつきなど、目に見えるたるみとして表れやすい部分です。
筋膜(SMAS)・表情筋
皮膚の最も深い層で、表情筋を覆う筋膜構造です。
筋力の低下やSMAS層のゆるみが起こると、顔全体を支える土台が緩み、大きなたるみや頬の下垂、二重あごといった変化が起こります。この層へのアプローチが、近年のたるみ治療において重要視されています。
しわ・たるみに影響を与える
生活習慣
加齢以外にも、毎日の生活習慣はしわやたるみの進行に大きく影響します。以下のような習慣が肌の老化を早める原因になることもあります。
紫外線対策不足:UVは真皮層のコラーゲンを破壊し、深いしわやたるみの原因に。
老化の原因の8割が紫外線です。紫外線対策により老化のほとんどを予防できます。
乾燥状態の放置:保湿不足やエアコンによる乾燥は肌のバリア機能を低下させ、小ジワを増やします。
睡眠不足:成長ホルモンの分泌が減少し、肌の再生が妨げられます。
偏った食生活:糖質・脂質の過剰摂取は「糖化」によってコラーゲンを劣化させます。
喫煙・飲酒習慣:ビタミンCの減少や血行不良を招き、肌のハリが失われます。
日常生活の見直しも、治療効果を最大限に引き出すために欠かせません。
当院はしわ・たるみの改善から予防まで
しわやたるみは加齢に伴う現象として現れますが、適切な対処により健康的な印象を維持することが可能です。ゆみ美容皮膚科クリニックでは、予防から改善まで幅広い選択肢をご用意し、患者様のご希望や肌の状態に最も適した治療計画を立てています。
当院で行うしわ・たるみ治療の種類
糸リフト(スレッドリフト)
医療用の、リフトアップ効果のある糸を皮下に挿入してリフトアップを図る治療法です。たるみを物理的に引き上げるだけでなく、糸の刺激によってコラーゲン生成を促進し、肌のハリも改善します。フェイスラインのもたつきが気になる方におすすめです。
ヒアルロン酸注入
加齢によるボリュームロスを補い、ほうれい線やゴルゴラインなどを目立たなくします。リフトアップポイントに注入し、たるみを改善することもできます。即効性があり、自然な若返り効果が期待できます。注入部位によって立体感や輪郭の調整も可能です。
肌育製剤
コラーゲンやエラスチンの再生を促す注入製剤で、肌の内側から弾力やハリを取り戻します。ナチュラルに若々しい肌へと導きたい方に。プルリアル、スネコス、プロファイロなどを扱っています。
ウルトラセルQプラス
HIFU(高密度焦点式超音波)を用いたたるみ治療機器で、肌の奥深くからリフトアップを図ります。ダウンタイムが少なく、フェイスラインの引き締めや肌の若返りに適しています。
肌再生医療
ACRSや真皮線維芽細胞療法など、自身の細胞や成長因子の力を活かして肌の根本再生を促す再生医療です。自然なハリや弾力を回復し、老化の進行を遅らせます。ダーマシャインプロ(水光注射)でお顔全体に注入し、さらに気になるところを手打ちで行います。
エリア別しわ・たるみの特徴と治療アプローチ
部位 | 主な症状 | 推奨治療 |
---|---|---|
額 | 横ジワ | ボトックス、CGスタイラー |
眉間 | 縦ジワ | ボトックス |
目元 | 目尻のシワ | ボトックス |
たるみ | アイスレッド、デンシティ | |
クマ | ベビーコラーゲン、ヒアルロン酸 | |
頬〜ほうれい線 | たるみ、凹み、深いシワ | 糸リフト、ヒアルロン酸、肌育製剤、ウルトラセルQプラス、デンシティ |
フェイスライン | 二重あご、もたつき | クールスカルプティングエリート、ヒアルロン酸 |
首 | 横ジワ |
ヒアルロン酸 |
縦ジワ |
ボトックス | |
ちりめんジワ |
肌育製剤 |
部位によって原因や皮膚の構造が異なるため、適切な施術選定が重要です。
しわ・たるみ治療の施術比較
早見表(目的別)
お悩み | 施術 |
---|---|
表情ジワ | ボトックス |
ほうれい線・マリオネットライン | ヒアルロン酸、糸リフト |
肌全体のたるみ・引き締め | ウルトラセルQプラス、デンシティ |
小ジワ・浅いしわ | 肌育製剤 |
初めての方へ:
しわ・たるみ治療の選び方
しわ・たるみ治療は種類が多く、どの施術が自分に合っているのか分からない方も多いかと思います。
ゆみ美容皮膚科クリニックでは、医師が肌状態を丁寧に診察し、患者さまのライフスタイルやご希望に応じてオーダーメイドで治療プランを提案しています。
- 「初めてで不安…」という方はカウンセリングだけでもOK
- 自然な若返りを目指したい方には複数の治療を組み合わせたご提案も可能
- 痛みやダウンタイム、予算などもお気軽にご相談ください
よくある質問
ほうれい線はマッサージで消えますか?
一時的にリンパの流れが良くなり、肌にハリが出たとしても、法令線を改善するのは難しいです。
原因に応じた医療的なアプローチがおすすめです。
たるみに効くスキンケアはありますか?
レチノール、ペプチド配合のスキンケアはハリをサポートしますが、進行したたるみには医療施術を併用すると効果的です。
しわ対策に効果的なサプリメントはありますか?
ビタミンC、コラーゲンなどを含むサプリメントは、内側から肌の弾力や潤いをサポートします。
しわやたるみは何歳から対策すべきですか?
20代後半から肌のハリは徐々に低下します。30代からの予防ケア、40代以降は本格的な治療の検討が目安です。
顔のたるみに筋トレは効果ありますか?
かえって悪化させる可能性があるので、おすすめしません。
ほうれい線ができやすい人の特徴はありますか?
頬の脂肪が多い方、筋肉のクセがある方、鼻翼基部の骨が減っている方、歯並びや噛み合わせが悪い方は、ほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。
糸リフトとヒアルロン酸注入はどちらが効果的ですか?
糸リフトはリフトアップ、ヒアルロン酸はボリューム補正が得意です。たるみの原因や目的に応じて選ぶと効果的です。
しわやたるみの予防には何が有効ですか?
紫外線対策、保湿、バランスの良い食事、睡眠を心がけましょう。生活習慣の見直しも重要です。
特に、老化の原因の8割が紫外線なので、紫外線対策が最も重要です。
男性でもしわやたるみ治療は受けられますか?
はい。近年は男性の美容意識も高まっており、ヒアルロン酸注入やHIFU、糸リフトなどを希望される方が増えています。
ほうれい線治療は何回で効果が出ますか?
ヒアルロン酸注入などは1回で効果を実感できることもありますが、たるみが原因の場合は複数回の治療が必要です。
肌のたるみは痩せると悪化しますか?
急激な減量により皮膚が余り、たるみが目立つことがあります。顔の痩せが原因でたるんでいる方は、ヒアルロン酸注入が向いています。
目の下のたるみは放置しても大丈夫ですか?
放置するとクマやしわが悪化し、老けた印象に繋がることがあります。早めの対策が将来的な若々しさの維持に役立ちます。
首のしわやたるみにも対応できますか?
はい。首の横ジワはヒアルロン酸、縦ジワはボトックス、ちりめんジワは肌育製剤をおすすめします。
メスを使わずにたるみ治療はできますか?
はい。当院ではメスを使わないたるみ治療メニューが豊富です。ハイフ(ウルトラセルQプラス)、デンシティ、糸リフト、ヒアルロン酸、肌育製剤など、状態により提案させていただきます。
たるみ毛穴にも効果的な治療はありますか?
ピコシュアやデンシティ、肌育製剤、ACRS、真皮線維芽細胞療法などは、たるみによって開いた毛穴の改善にも効果があります。